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「われ」(我・吾)
 自分自身をさす語、あれ・おのれ・わたくし。思うままを言い張って、人の言に従わぬこと。我意、きまま、「我を張る」。

「自我」(心) 私・自己
 即ち意識者が他の意識者及び対象(非我)から自らを区別するいい方であり、意識的または前意識的で本能的な力を 外界の現実や良心の統制に従わせる、パーソナリティーの側面をいう。

「小我」 宇宙の絶対な我と区別した自我。
「大我」(仏) 真如常住自在の妙用を言う。涅槃の称。真我。宇宙の本体として唯一絶対な精神を想定する形而上学説において、その本体を個人の我に擬していう語。  広辞苑より

 しかし唯我独尊の読み方は、「ただ我が独り尊い」 としか、読みようが有りません。
 ところが、我とは、真我・小我・自我・大我 に分けられています。

 人は生まれ堕ちると同時に、小我が芽生え、真我が見えなくなって行きます。
真我が見えなくなると同時に、小我が、自我となって固まっていきます。
 すると、ここに人間の「うぬぼれや、独り善がりが生まれ」人々の心をかき乱し、混乱のるつぼに嵌まっていきます。
 と言うことは、広辞苑の中の「ひとりよがり」の意味は、「唯我独尊」の紛もない正しい


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