25
 だから地獄は、自分で作り、自分で克服したりして、けっこう楽しめる、「私達」の手の内に有る物だったので す。
 ですから皆さんも、地獄を作る作業を止めて、たまには極楽を尋ねる、求道(ぐどう)の旅に出て見ては如何でしょうか。
 もしかしたら、「チョウ気持ちいい」かも知れません。これは、「あの世行き旅行プラン」の、お勧めポイントです。

 そのために釈迦は、中道(ちゅうどう)縁起(えんぎ)四諦(したい)八正道(はっしょうどう)を説かれ ました。なぜなら、人とは「天上天下唯我独尊(てんじょうてんがゆいがどくそん)」の、仏だったからです。

 へぇ・・・?そうですか。

 でも、もう限界です。私には、よく解らないから、地獄に堕ちます。
 アッ・・・でも、待って。

 親鸞さんは「総ての人々が救われるまで、地獄に残る」と、言われました。と言うことは、チャンスです。私も地 獄に堕ちて、親鸞さんが禿頭(はげあたま)だったか、確かめてきます。

・・・・・・?

 これが、今の世の人々の実状です。
 この人々のあり様を、昔の人々は「度し難い」と、言いました。これでは、三途(さんず)の川は渡れないと言う意味です。
 三途(さんず)の川とは、亡くなった人々が、再び人間界に生まれ 代るために、乗り越えなければな


次へ

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33   次へ


トップに戻る