終戦の時、日本が無条件降伏をしたのは、玄峰老師の進言が有ったからだと聞いています。
そして、玄峰老師と盟友だった鈴木大拙(すずきだいせつ)と言う禅学者は、ノーベル平和賞を辞退された方だと聞いています。
小生にとっては、このご両人が、二十歳前後の、心の支えでした。
山本玄峰老師(やまもとげんほうろうし)は、ご自分の一生を、「のらり、くらり」と、大きく揮毫(きごう)されました。
鈴木大拙(すずきだいせつ)先生は、「ノーベル平和賞を辞退されました」これが、ご自分の心に、相応しいと思われたのだと思います。 合掌です。
性根玉(しょうねったま)(八)
人は、どんなに心を洗い濯(すすぎ)ぎ磨(みが)き鍛(きた)えても、性根玉(しょうねったま)は 真我(しんが)のままです。 この性根玉(しょうねったま)は、人々の腹中深くに、鎮座しています。ところが、ここには「独り善がりのうぬぼれ」も同居しているのです。