紙巻芯の使い方

 最もオーソドックスな技法の一つに「巻上げ絞り」「帽子絞り」というものが有ります。面を表現する場合に、 輪郭を縫って引き締め、外に飛び出た部分で糸を巻いて防染する方法です。
「帽子絞り」はその部分をビニールで包んでしまい完全に色が入らないようにして、真っ白に残すための方法です。

 この技法で大きな面を絞る場合、糸を引き締めても完全に根元がふさがらずに隙間が開いてしまいます。 その隙間から染料が入るのを防ぐ為に「栓」の役目をするもので、真っ白にきれいに仕上げる為には欠かすことが出来ないものです。

 材料は新聞紙を何枚も重ねて硬く巻いたもので、適度な弾力があり良く締まって使いやすく防染するのに適しています。 必要に応じて色々な太さのものを揃えておくと便利です。2〜3cmに切って使用しますが、基本的には使い捨てになります。

 最近ではプラスチックのものが有りますが、弾力がない分きれいに仕上げるのが難しい欠点が有ります。何度でも使える利点があります。

使用する場合は、細かい歯のノコギリで2cm前後に切って使います。

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