昨日、梵字を何点か購入して頂いている方のご主人が、大変な病気に罹り大変だったと聞かされた。
「加藤茶」と同じ心臓病というから、大動脈乖離という最も太い血管の内部が裂けてしまうという難病だ。
幸い手術は成功し無事退院されたとのこと。当人はICUから出るまで意識が無く、意識が戻った時には管や各種の装置類が外された後で、
苦しみを全く知らずに済んだのだそうです。
こちらの方は、南無阿弥陀仏の梵字「六字名号」や梵字の暖簾、守り本尊など沢山の作品をお使いいただいています。
御父さんの法事には、引き出物に「六字名号」を配られるほど、梵字を身近なものに感じてくれている方です。
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実はここ1年余りの間に、心臓の大手術で奇跡的に助かったという人が私の周りで、3人目なのです。
3人ともが共通して私の作品を使って頂いている方で、二度ならず三度も続けてこういう事が有ると、これはもう単なる偶然とは思えなくなってくる。
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昨年の一月、近所の親しい中年女性が自宅で倒れ、地元の市民病院に緊急入院。肺に水がたまっていて症状が重く、心臓の機能が著しく低下していたらしい。
検査の結果、心臓の血管の幾つかが石のように硬くなって機能していないことが判明。快復を待って心臓の手術の出来る別の市民病院へ搬送されることに。
しかし、病状は重く危篤状態となり、転院の搬送中にも万が一の事が有るかもしれないと、ご主人は告げられていたらしい。
手術以外に助かる術は無く、しかし長時間の大手術に耐えられるかどうかが問題。90%無理と思われていたらしい。
何本かの血管を腕や足から取り、心臓へ移植手術。助かったのが不思議なぐらいの瀕死の状態だったと、術後に医者に言われたとのこと。
正に、九死に一生を得たという。
こちらのお宅では、何年か前に衝立の注文を頂き、据え置きタイプのものを玄関で使ってもらっている。また昨年には、ご主人に梵字の守り本尊「タラーク」をTシャツに染めてプレゼントしている。
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もう一人もやはり近所の奥さん。今年の一月、深夜に同じ解離性大動脈瘤で倒れ、救急車で隣の市の市民病院へ入院。
5時間にわたる緊急手術で奇跡的に一命を取り留めた方がいます。
偶然に偶然が重なって、奇跡が起きたと医者に言われたそうです。
最初の幸運は、救急隊員が即座に地元の病院ではダメと判断して心臓手術が出来る病院へ搬送した事。あと数分遅れていたらどうなっていたか分からなかったとのこと。
二つ目は、偶然にも当直医が外科医だった事。三つ目は、深夜にもかかわらず担当スタッフが全員集められたことだそうです。
心配された予後の経過もよく、手当てが早かった事で後遺症は残らずに済んだとのこと。
こちらのお宅では、梵字の「六字名号」の掛け軸と、衝立をお使いいただいているのです。
当の奥さんに購入して頂いたもので、衝立は初めからこちらのお宅で使っていただくことが決まっていたかのごとく、玄関にピタリと収まってビックリ。
こんな事が有り得るんだと、その時は本当に驚き、因縁深さを感じたことを思い出した。
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